注文住宅を建てる方必見!子どもの学習にはスタディコーナーがおすすめ?

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/06/17


住宅の内覧をすると、ちょっとしたスタディコーナーがあるショールームをよく見かけますよね。お子様のいるご家庭では、スタディコーナーを作ろうか悩むところでもあります。今回はそんなスタディコーナーについてのメリットや注意点についてお話しします。スタディコーナーを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

リビング学習には効果がある?

一時期メディアなどで、東大出身者の多くがリビング学習をしていた、有名中学を受験する多くの子どもがリビング学習している。などと言われ、リビング学習の注目度があがりました。しかし、リビングで学習するだけで成績が上がるのか、疑問に思った方やリビング学習にしたいけれど、場所や方法について分からない。という方もいらっしゃるでしょう。リビング学習するためには、お子さんの性格や環境の整え方が大切です。

次では、リビング学習のメリットとデメリットについてお話します。

リビング学習のメリット

学習習慣のついていない低学年のうちは、保護者が近くに居て勉強を見たり、調べる方法を教えてあげる必要がありますよね。分からないことがあるたびに、子どもが保護者を呼んで到着を待つというのは、集中力が切れてしまいます。保護者も呼ばれるたびに作業を中断して、子ども部屋まで行くのは疲れてしまいますね。

リビング学習であれば、お互いの距離が近いので作業を止めることなく、お子さんを観察することができるので、学習内容をどこまで理解しているのか、把握することもできます。お子さんも分からないことをすぐに聞くことができますので、集中力を途切れさせることなく、学習することができるでしょう。近くに保護者がいる安心感や、多少の生活音があることで、集中力が上がることもあります。また、兄弟や姉妹が居るご家庭では、ほかの姉妹・姉妹にも机に向かう習慣が自然につくというメリットもあげられます。

リビング学習のデメリット

学習するための参考書や文房具などが多くなり、リビングが散らかってしまうことや、消しゴムの消しクズなどでテーブルが汚れてしまうことがあげられます。ほかにも、兄弟や姉妹が居る場合は、テレビをつけてしまって本人の集中力が切れてしまう、勉強用のプリントやテキストをいたずらしてしまう、などがあげられます。また、保護者との距離が近いので、ついつい口を挟んでしまい、子どものやる気を損ねてしまう場合も考えられます。

スタディコーナーをつくるメリット

スタディコーナーはお子さんが小さいときには、適度な距離感で学習することができますし、大きくなってからも家族を感じながら、作業や学習をすることができる空間です。お子さんが成長して使わなくなっても、ほかのご家族が再利用することのできるメリットが詰まった空間です。

■お子さんの学習の場所として

スタディコーナーはある程度、設置場所と集中することができる環境を考えて作るのが多いので、勉強に必要なテキストを十分に広げるスペースがあり、文房具や参考書が学習の邪魔になりません。環境が整えやすく、勉強の度に準備する手間もありません。リビングのように大きく開かれた空間では無く、ある程度の仕切りがあることで、生活音を感じながら勉強に集中することができるでしょう。テーブルと違って、ほかに食ことをするなどの目的は無いので、思い立ったときに本を開いて勉強を始めることもできます。

書斎として

スタディコーナーの再利用として、パソコン用デスクにすればリモートワークなどに使えますし、書斎としても家族の気配を感じながら本を読んだり、パソコンで作業をすることができます。

趣味の場所として

本を読む場所、テレビやオーディオを置いてちょっとしたシアターコーナーにする、絵を描いたり、手芸をする、近年お父さんの趣味として人気が出ているパズルや写真、プラモデルやジオラマ制作など、散らかりやすい物を広げられる趣味の場所として使うこともできます。

ママコーナーとして

パソコンやタブレットを置いて、お料理の調べことをしたり、家ことの合間にホッと一息つける場所として、ちょっとした事務作業の場所として、お子さんの学校からのお便りを確認したり、家計簿をつけるなどの作業をすることができます。

スタディコーナーをつくる際の注意点

使い方が広がるスタディコーナーですが、作る場所やデザインによって、せっかく作ったのに誰も使わない、単なる物置になってしまった。といった失敗こと例もあります。そうならないための注意点を考慮して、ご家族が使いたくなるスタディコーナーを作りましょう。

人の気配を適度に感じる

過度な生活音は、集中力に欠けてしまいます。人の通りや出入りが多い場所、見守る人が背後にならない場所、上に人の気配を感じない場所が良いでしょう。また、部屋の出入り口が背後になってしまうと、ドアの音で振り返るたびに集中力が切れてしまうことも考えられますので、部屋の出入り口が見える場所に設置することが良いでしょう。

利便性を考える

何かと物が多くなってしまうスタディコーナーの周りには、収納スペースや本棚を設置することで、デスク回りが散らかることを防げます。ある程度の広さを確保することで、使いやすいスペースになります。将来の活用を考えて、電源を多く設置する、作り付けのデスクを配置しないことで用途も広がります。

快適な場所にする

暗い、寒い、暑い、直射日光が差し込むなど、学習環境としてふさわしくない場所では集中できません。かといって、窓の外が広大に見える場所も集中力が続きません。正面に窓やテレビが配置されていない場所で温度調整がしやすい場所を選ぶことも大切です。

使いやすさを重視しよう!

せっかく作るのですから、スタディコーナーは使いやすくて落ち着ける場所が良いですよね。使いやすいとはどんなこと?実際に作ったあとに、あれもこれもと後悔したくない方のために、使いやすいスタディコーナーについて提案します。

収納を考える

スタディコーナー周りは、テキストやプリント、文房具などで散らかりがちです。また、帰ってきてそのままデスクに向かうと、ランドセルやカバンがそのままになってしまう場合もあるので、戸棚や収納が多いと散らかる心配がありません。

照明を置く

集中力を欠く原因の一つに手元が見えにくいことがあげられます。字がよく見えなければ、勉強や視力にも差し支えますよね。天井のライトだけでは、足りない場合もありますので、コンセントを設置して手元を照らせるライトがあると便利です。

デスクは傷がつきにくい素材を選びましょう

長く使うことを考えると傷や衝撃に強い素材を選ぶ必要があります。見た目がおしゃれでも、書き物をしていると少しの凹凸が気になるものです。ナラ、タモなどを使うと凹凸のつきにくい丈夫なデスクになります。

動線を考えて配置する

ダイニング横やキッチンカウンターなど、動線上に配置すると保護者の目が届きやすく家ことを中断して、様子を見に行く手間がありません。

 

おしゃれで機能性もあるスタディコーナーですが、配置や環境が大切ですね。家の構造やデザインに合わせて作ることで、子どもだけでなく、大人も使いたくなるような空間になります。ご家族が集中して作業できる空間として、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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