注文住宅におすすめの住宅設備とは?導入時によくある失敗例も確認!
注文住宅を建てる際には、決めなければいけないことがたくさんありますが、「住宅設備」も快適な家づくりには重要なポイントとなります。多種多様な設備はどれも魅力的に見え目移りしてしまいますが、ライフスタイルに合った最適な設備を選ぶことが大切です。ここではおすすめの設備をご紹介しますので、参考にしてください。
注文住宅におすすめの住宅設備とは?
おすすめの設備を場所別にご紹介します。
■外装
住宅ではつい家の中のことに目が行きがちですが、外観の見た目や防犯の意味でも便利な設備がたくさんあります。表面についた汚れを雨の力を使ってきれいにする「セルフクリーニング機能を持つ外壁」は、メンテナンスの手間が軽減でき便利です。
「人感センサー付きライト」があれば、夜間の帰宅時などにも手元や足元を明るく照らしてくれるうえ、人を感知して自動でライトが点灯するので防犯面でも安心です。
また玄関ドアに「電子錠(スマートドア)」をつけることもおすすめです。カードキーやリモコンキーをバッグやポケットに入れておけば、ドアのボタンを押すだけで施錠・解錠が行えるので、荷物が多いときや子どもを抱っこしているときにもとても便利です。子どもが紛失する心配も少なくなるでしょう。
■内装
導入してよかったとの声が多いのが「床暖房」です。暖かい空気は上のほうにたまるので、足元から床暖房で暖めると熱が室内を回り、効率よく家全体を暖めることができます。
「室内物干し」を設置しておくと、天候や花粉に左右されず洗濯物を干すことができます。浴室乾燥機能だけでは足りないという方におすすめです。
■省エネ設備
「太陽光発電システム」は自宅で電気をつくるシステムで、余った電力は電力会社に売って収入を得ることもできます。環境にやさしく電気代も節約でき、以前に比べると導入費用も安くなったので、ますます人気が高まっている設備です。
■キッチン
「ビルトイン食器洗い乾燥機」は根強い人気を誇る設備です。家事の負担を減らせることはもちろん、高温で洗浄するため殺菌・除菌することもでき、節水機能が優れているものもあります。ビルトインタイプなら場所を取らず、見た目もスッキリするでしょう。
生ゴミを粉砕しながら分解してくれる「ディスポーザー」は、生ゴミの処理が簡単になり、悪臭や雑菌の軽減にもつながります。
■浴室
いまや定番ともいえる「浴室暖房乾燥機」は、浴室内を暖めることで寒暖差をなくし、換気や除湿効果でカビの抑制にもつながります。乾燥機能を使い洗濯物を乾かすこともできます。
浴槽もさまざまなものがあり、汚れがつきにくいものやお湯が冷めにくい保温性に優れた浴槽など、「高性能浴槽」を選ぶと掃除の手間や光熱費の軽減が期待できます。
■トイレ
「タンクレストイレ」はコンパクトで見た目もよく、掃除がしやすくなります。「フチなし便器」も掃除がしやすくなると人気の設備です。トイレ内に「手洗いカウンター」を設けるとその場で手が洗えるので衛生的です。
注文住宅の設備に関する失敗例
いろいろ考えて導入したけど、残念ながら「失敗したかも」と感じることも少なくないようです。一例をご紹介します。
■天窓をつけた
明かりを取り入れたいとの思いから天窓をつけたけど「日差しが入りすぎる」「雨漏りするし雨音がうるさい」など、後悔することもあるようです。なかなか掃除ができないという点も気になるところです。
■収納力重視でパントリーを広めにした
収納に便利と人気のパントリーですが、収納量に合わないともったいないスペースになってしまいます。実際に「キッチンや他の部屋にスペースを分ければよかった」という後悔の声も少なくありません。収納量や使用頻度に合わせて検討することが大切ですね。
■デザインに惹かれ、小さい洗面ボウルにした
「洗面ボウルが小さくて水が飛び散る」という意見は、洗面所やトイレ内の手洗いなどでも聞かれます。デザイン性に優れた設備もたくさんありますが、使い勝手も考えないとかえって手間が増えたり、使用頻度が減ったりしてしまいます。
注文住宅に導入する設備を考える際に意識するべきポイント
いろいろな設備があり何を導入すればいいか悩むことと思いますが、まず家族構成やライフスタイルを考え、実際に使っているところを想像してみましょう。汚れにくいこと、メンテナンスがしやすいことも注意するポイントとなります。どのような最新設備でも、どんなに便利な設備でも、必要かどうかは家庭によって違います。毎日の生活の中で、導入することで便利に快適になるか、それともあまり使用頻度が高くないか、じっくり考えることが大切です。
住宅に関する設備はさまざまな種類があり、新しいものも次々と出ています。注文住宅はこだわりの設備やほしい設備を取り付けられることが魅力ですが、予算や使用頻度を考慮し、より快適に暮らせるように、上手に選び活用しましょう。